What's New

経済同友会石見観光視察二日目

8時15分有福温泉出発、先ずは星高山椿の里。江津のシンボルになっている星高山をどう生かすかが江津観光の肝です。素材は、椿の里、人麻呂ゆかりの高角山公園、使われていないキャンプ場、グランドゴルフ場、隕石大明神、何より山頂の展望台から見る雄大な風景などたくさんあります。そこから有福温泉へ誘導し、浜田観光につなげる工夫が必要です。次はアクアス周辺を視察。皆さんアクアスの水族館だけを見て周辺、波子海岸などをほとんど意識外になっています。次に、海浜公園、畳が浦案内。海浜公園の景観、バンガローやキャンプ場など日ごろ皆さんから目に見えないところにありますがどれをとっても素晴らしい資源です。畳が浦では牛尾さん、辻野さんにガイドをしてもらい、畳が浦の歴史、景観を楽しみました。波子海岸、アクアス、石見海浜公園、畳が浦、これだけ海洋観光資源が詰まっているところはめったにないと思います。これだけ海に繋がる観光資源が揃っているのにその連携がないばかりに、一つ一つがかえって寂れていく事実に目を向けるべきだと思いました。その為には現状認識をすると同時に、地域住民、民間企業、官民が一体になって取り組む必要があります。誰かが声を上げなければならない時に来ています。昼食を千畳苑で取って、午後はおさかなセンターへ。リニューアルされたと聞いて期待していきましたが、ほとんどのお店が閉まっていて、あれではおさかなセンターと呼ぶには恥ずかしい。名前もお魚市場になっていましたが、市場の体をなしていない。境港との差は広がる一方だと感じました。そのあと、北前船の寄港記念碑を見ようと思いましたが、我々の乗る中型バスが入らないというのであきらめて江津の「さんぴこ」で途中休憩をして3時温泉津温泉へ。ガイドの近江さんが待ってくれていて、温泉津町の街歩きをしながら、温泉津町の現状を聞きました。それぞれの旅館がリニューアルをしたり、空き家を回収して民泊をやるU,Iターン者が増えて非常に活気がありました。何時までも古い営業姿勢に固執するのではなく、新しい業態を若い人たちが積極的に開発している状況に感激しました。石見の観光には沢山の問題がありますが、関係者が一体となって、知恵を出し合い、力を合わせれば復活できる余地があることを感じる視察になりました。4時前温泉津で皆さんとお別れして帰路につきました。今回の視察を、同友会としてどうまとめて提言が出来るか楽しみにしています。

畳が浦の雄大な景色の前で
畳が浦の雄大な景色の前で